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Update 2010/09/01

やっぱり、フランスがえらいことになっている【from Paris】

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ジャパンエキスポは若者の聖地。日本はあこがれの桃源郷

 やっぱり、フランスがえらいことになっている。
 写真は、去る7月某日にパリ・ノール ヴィルパント展示場で撮影されたもの。シャルルドゴール空港からほど近いこの場所は、朝早くから10代のフランス人たちであふれかえっていた。そう、この日は「JAPAN EXPO」の初日なのだ。
 「JAPAN EXPO」とは、アニメ、マンガ、ゲームを中心に、日本文化に特化したイベント。今でこそ知られるようになったが、11年前には、たった数人の熱狂的な日本オタクによって企画されたが小さなイベントだった。それが、フランスの若者のハートに火をつけ、今では16万人を集めるイベントに。
 展示の内容は、マンガ関連や新作ゲーム発表が大半だが、日本の伝統品やロリータファッションの店、日本食ブースもあり、会場はとにかくお祭りムード。日本からの招待アーティストも多く、今年は「モーニング娘。」が出演を果たした。
 しかし、いちばんの見所は、何といってもティーンのコスプレだろう。「ブリーチ」や「NARUTO」などマンガ系からゴスロリにいたるまで、さまざまなコスプレイイヤーたちが会場を闊歩する。もともと、目ぱっちり、足長体型の彼らは衣装がよくハマる。時には、目をみはるほどの美少女もいる。JE1.gif会場の熱気も、日本のコミケと同様だが、「オタク」でも決して内気ではないところがフランスらしい。たしかに、コスプレではしゃぐ彼らも、学校ではクラスのはみだし者なのかもしれない。例えば、フランスの女の子はラフなパンツスタイルが一般的だが、ロリータファッションはその真逆だからだ。しかし、彼らにとって、ジャパンエキスポは、「同じ趣味の友だちと集まる」大事な機会なのだ。会場では、コスプレイヤー同士が気軽に声をかけあって写真を撮りあったり、情報交換をしあったりと、さまざまな交流が行われている。
 頭から足の先までピンクのロリータファッションに身を包んだ17歳の女の子は、「日本の若者のファッションはフランスよりずっと自由で憧れる」と話す。「お金をためて日本に行くのが夢」と語るのは、地方からやって来た16歳の参加者。そんなに憧れるほどかしらんと思ってしまうが、とにかく、彼らの想像力は果てしない。マンガやモード、ゲームを通して知った、まだ見ぬ日本という国は、彼らにとってあこがれてやまない桃源郷なのだ。
取材/宮方由佳、撮影/じゃんぽーる西

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