HOME > メールマガジン > 映画は「ハッピーエンドだけが人生じゃない」【from Paris】

バックナンバー

2010年12月01日
2010年03月16日
2010年03月15日
2010年03月12日
2010年03月06日
2010年03月05日
2010年03月05日
2010年02月28日
2010年02月28日
2010年02月25日
2010年02月25日
2010年02月19日
2010年02月11日
2010年02月11日
2010年02月02日
2010年02月02日
2010年01月28日
2010年01月26日
2010年01月22日
2010年01月15日
2010年01月14日
2010年01月10日
2010年01月01日
2009年12月28日
2009年12月24日
2009年12月23日
2009年12月17日
2009年12月16日
2009年12月10日
2009年12月05日
2009年12月04日
2009年12月03日
2009年11月28日
2009年11月15日
2009年11月10日
2009年11月08日
2009年10月25日
2009年10月16日
2009年10月15日
2009年10月04日
2009年10月03日
2009年09月25日
2009年09月20日
2009年08月20日
2009年07月23日
2009年07月22日
2009年06月29日
2009年05月27日

メールマガジン

2010/03/05

映画は「ハッピーエンドだけが人生じゃない」【from Paris】

cinema-main.jpgパリジャンにとって、
映画はもっとも手軽な娯楽


 3月18日から東京・六本木ではじまるフランス映画祭。今年は2008年のカンヌ祭パルムドール作品「パリ20区、僕たちのクラス(Entre les murs)」や、C.ドヌーブ、M.アマルリックなど名優が競演する「クリスマス・ストーリー(Un conte de Noël)」、フランス最大の映画賞セザールで作品賞、主演男優賞など9部門を総なめにしたばかりの「アンプロフェット(Un Prophète)」など、現代フランスの傑作が顔を揃える。さらに団長として、あのジェーン・バーキンが来日するとあって、まさにファン垂涎のプログラムだ。

 フランス映画というと「暗くてわかりづらい」と、評する人も少なくない。派手なアクションは少なく、胸のすく大団円のラストもない。ハリウッドの大作とは対極にあるといってもいい。その代わり、リアリティと人間味あるキャラクター、そして粋なやりとりがある。もちろんフランスでもハリウッド映画やディズニー映画のファンは多い。しかし、それにも増して社会派映画やドキュメンタリーの人気が高い。ハッピーエンドだけが人生じゃない。それがフランス映画の醍醐味なのだ。

 他方、フランスでは日本映画の愛好家も多い。古くは溝口健二、黒澤明、小津安二郎、現代なら北野武や宮崎駿らが人気だ。彼らの名はフランス国内で広く浸透しているため、名字が「北野」や「黒澤」なら、この国では間違いなく、「親戚?」と聞かれるはず。
 ちなみにフランスの映画館の入場料がどれくらいかご存知だろうか? だいたい8ユーロ程度。日本と比べてかなり安い。学生やシニア、映画週間にはさらに割引されるため、若者にとっても大人にとっても最も手頃な娯楽だ。映画の後、興奮覚めやらぬようすで議論を戦わすパリジャンをカフェでよく見かける。また、パリ近郊には300近い映画館があり、個性的な独立系ミニシアターも多い。パリはまさに映画天国なのだ。
取材/宮方由佳

(写真上)パリなどにある映画館の大手チェーン「Gaumont」。(写真下)パリには個性あふれる映画館がたくさん。写真は劇場風のバルコニーを持つ老舗映画館「Max Linder」。

 


【映画祭概要】
フランス映画祭2010
日時:3月18〜22日(レッドカーペット&オープニング上映18日、一般上映19〜22日)
場所:TOHOシネマズ 六本木ヒルズ

«前へ | メールマガジン | 次へ»

▲TOP