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2010/02/11
マカロン! マカロン!【from PARIS】
進化するマカロン
ころんと可愛いカタチ、変幻自在のフレーバー...不動の人気をほこるフランス菓子・マカロン。もともとはイタリア生まれで、カトリーヌ・ド・メディシスが16世紀にフランス王家に嫁いだとき、フランスに持ち込まれたといわれている。その後、フランス北東部のロレーヌ地方などに広まった。アーモンドパウダーや卵白をまぜて焼いた素朴なお菓子で、現在のマカロンとはだいぶ違うが、フランスの地方に行くと今でもこのタイプのマカロンに出会う。
クリームやショコラをビスキュイの間にはさんだハンバーガー型「マカロン・パリジャンMACARON PARISIEN」は、20世紀になってから「LaDuréeラデュレ」のアイディアによって広まったものだ。
そしてショコラやカフェ、ピスタチオといったフレーバーの定番に変化があらわれ始めたのは80年代半ば。名パティシエ、ピエール・エルメ氏らが、白トリュフ味などの変わり種を次々と発表。ビスキュイとクリーム、この2つの異なる味を組み合わせて、マカロンの無限の可能性をひらいた。最近では日本人パティシエ、サダハルアオキ氏らが、ゴマやほうじ茶、梅など、「和」の素材を使った新作を発表し、スイーツ通のフランス人をうならせている。
いつの時代もパリジャンたちを虜にしてきたマカロンだが、弱点もある。それは、日持ちしないこと。クリームの種類にもよるが、冷蔵で3日もつかというところ。時間が経つほど、風味がどんどん落ちてしまう。家族や大切な人のために、少量だけ買って、デリケートな風味と食感を味わうに限る。 取材/宮方由佳